達而録

中国学を志す学生達の備忘録。毎週火曜日更新。

漢文に興味がある高校生向けの入門書紹介1(角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス)【中国文学編】

 中学・高校の授業で、英語や数学が好きだという人は沢山いるかも知れませんが、漢文が一番好きだ得意だという高校生はなかなか奇特だと思います。嫌中本が売れたり、元号の出典が政治的に和書だと決定されたりするこのご時世に、「漢文が大好きだ」なんて堂々と言えない気弱な人もいるかも知れません。

 大学の専門課程で、中国哲学(思想)・中国文学・東洋史などの研究室に入ると、高校時代に漢文が好きだった奇特な人が集まっていて(といっても1学年に2、3人くらいかも知れませんが・・・)、そんな愉快な人達と仲良く一緒に毎日漢文を読むことができます。

 しかし、高校入学から大学入学まで、最大3年、大学の教養課程が2年あるとすると、最大5年は、研究室の外で漢文を読まなければなりません。研究室に入って仲間を見つけるまでは、孤独な漢文生活を強いられることになるのです。

 この記事では、漢文が好きな高校生が読んで十分理解できる良質な入門書として「角川ソフィア文庫の「ビギナーズ・クラシックス」の「中国の古典」を紹介します。ビギナーズ・クラシックスには、翻訳に加えて、専門家の解説も付いているので、作品の成立した時代背景などのより詳しい内容まで知ることができます。漢文好きな中高校生も、そんなに好きでもない人達も、手軽な入門書として気軽に読んでみてください。

 

 

第二回 中国哲学(思想)編

第三回 中国史編