一年ほど前の話になりますが、京都大学文学研究科中国哲学史研究室の発行する学術雑誌『中国思想史研究』が、京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」にてオンライン上で公開されました。(現時点では未公開の論文もかなり多いです。特に古いもの。)
リポジトリ化された論文のダウンロードは以下から。
→Kyoto University Research Information Repository:『中國思想史研究』
バックナンバー一覧は、以下のページを見ると便利。
→『中国思想史研究』京都大学大学院文学研究科・文学部
折角なので、現時点で公開されているものの中から、比較的読みやすいものや、ガイドブック的役割のあるものを、独断と偏見で並べておきます。読んでみようと思っている方がいらっしゃいましたら、参考までに眺めてみて下さい。
- 日原利國「漢代思想はいかに研究されてきたか」(1985、7号)
- 末永高康「性善説再考 --『孟子』尽心下第二十四章をてがかりに--」(1996、19号)
- 池田秀三「輯佚の難と校讐の難」(1998、21号)
- 内山俊彦「何休の考えた歴史」(2001、24号)
- 宇佐美文理「雑家類小考」(2002、25号)
- 池田秀三「黄侃<禮學略説>詳注稿(一)」(2006、28号) 、「黄侃<禮學略説>詳注稿(二)」(2009、29号)、「黃侃<禮學略説>詳註稿(三)」(2012、32号)
- 彭林、池田恭哉(訳)「近代中國禮學研究の苦境と突破」(2012、32号)
お盆休みということで、今回は軽めの更新。修論、読書会、ブログと、夏休みも漢文漬けの毎日です。(棋客)