北京・天津旅行振り返りの第二回。今回は、実際に使った交通手段をまとめておきます。
①高速鉄道(高鉄)
飛行機の格安便は「天津着」ということがよくありますので、北京に行く場合は移動が必要になります。天津から北京までは、高鉄(日本でいう新幹線)で30分、800円というところ。
新幹線とはいえ、感覚としては飛行機に近く、全席指定席で身分証明書がないと買えません。簡単なものですが保安検査もあります(荷物の重量制限や大きさ制限は特になさそう)。予約もありますが、当日窓口で買ってもそうそう満席ということはないようです(かなり並ぶ場合もあるようですが、幸いにも我々はすぐに買えました。)
詳しい買い方は、ぐぐってみてください。ただ、中国は入れ替わりの早い国ですので、数年前の体験記を見ると、システムや窓口が微妙に変わっている場合もあるのでご注意を。
中はこんな感じ。二等席ですが、とても綺麗で快適です。最高時速は340km/hぐらい出ていました。
下は北京南駅。天津から北京に行く場合、ここに到着になります。
下は天津駅の待合場所。待合場所に入れるようになるのが出発の15分前。チケット購入→荷物検査→改札→乗車まで込みで考えると、1時間以上は見ておいた方が良いです。
以下、「続きを読む」に入れておきます。
②地下鉄(地鉄)
北京はとにかく大きな街です。地図で見ると日本の感覚では近そうに見えても、実はかなり距離がある、ということがよくあります。というわけで、移動の多くは地下鉄を用いることになります。一乗りが15~60円と非常に安いのは有難い限りですが、その分いつも人が多いです。
現金で切符を買って乗ることもできますが、「一卡通」(日本でいう交通系IC)を準備しておくと非常に便利です。一卡通は地下鉄の窓口などで買うことができます。そのままバスにも使えるのが便利なところです(というより、バスに乗ってみたところ、現金で支払う方法がよく分かりませんでした。やはり、一卡通を持っておいた方が良いと思います。中心地は地下鉄で事足りますが、少し離れるとバスが必要なケースも多いです)。
なお、それほど厳しいものではありませんが、地下鉄の入り口にも必ず保安検査があります。
③シェアサイクル(共享単車)
神様仏様レベルで便利な、中国のシェアサイクル。街の中を見渡すとどこにでも置いてあって、そのまま乗ってどこにでも乗り捨てることができます。ものによると思うのですが、私が使ったものは30分で20円ぐらいでした。
ただ、基本的に中国の電話番号や口座が必要になるので、どれも使えるというわけではないようです。私が使ったのは、かつて日本に進出していた関係で登録可能な「mobike」です。調べてみると、「ofo」も使えるという記事を見つけました。
使い方は簡単。あらかじめmobikeのアプリをスマホに入れておき、Bluetoothをオンにしておいて、自転車に付けたQRコードをアプリで読み込みます。すぐとガチャっと鍵が開くので、乗る。これだけ。使い終わったときは、降りて鍵を閉めれば、自動で清算してくれます。スマート。
中国の道路は下のような感じで、多くの場合、広い道には自転車用の道が脇に備わっています。
ただ、駐車に来る自動車や、静かすぎて接近に気が付きにくい電動スクーター、そして大量の自転車、道を渡る歩行者がどんどん入ってくるので、注意が必要です。ゆっくりゆっくり進むのが良いと思います。右側通行にも注意。
こんな感じで大量においてある場所がたくさんあります。非常に便利ですが、道の狭い日本では、同じサービスを実現するのは難しいでしょうね。ステーションの決まっているレンタサイクルは色々とありますが、「乗り捨て自由」というのがとにかく便利なのです。