達而録

中国学を志す学生達の備忘録。毎週火曜日更新。

北京・天津旅行⑤―盧溝橋・宛平城・抗日戦争紀念館

 北京・天津旅行レポの第五回。今回は、北京の西南にある盧溝橋をご紹介します。
 盧溝橋は、北京の中心地から地下鉄とバスを乗り継いで1時間半ほどで着きます。近辺には宛平城、抗日戦争紀念館もあり、充実した観光めぐりができます。

①盧溝橋

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 盧溝橋は、北京から中原地域に出る唯一の道ということで、古くから交通の要所とされてきました。現在の姿は、80年代の大規模な修復工事を経たものだそうです。

 この日はとても天気がよく、心地よかったです。立派な柳の木は北京のシンボル。

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 橋の向こう側が北京の外側。こちら側に、防御施設である宛平城があるというわけです。

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 乾隆帝による「盧溝暁月」の碑文。この旅行中、乾隆帝の碑文を何度見たか分かりません。

 以下、「続きを読む」からどうぞ。

 ②宛平城

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 宛平城は、もともとは明代に李自成の進撃を防ぐために作られた衛城です。「城」といっても日本のイメージではなく、街や住居を含めて広く城壁で囲んだ部分を「城」と呼びます。(中の写真を撮り忘れていました。こちらを参照→明代の両門式城郭!盧溝橋事件の舞台ともなった北京・宛平城 | 中国 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

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 日本軍の砲撃跡が城壁に残っているところもあります。写真は取り忘れていたようです。

③抗日戦争紀念館

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 身分証明書があれば無料で入れます。中は撮影禁止でしたので、写真はありません。

 日本の教科書と同じく、「ファシズム帝国主義大日本帝国を打ち破った」という方向性が展示がなされています。中国内地での戦闘について、日本ではあまり教わらないですから、勉強になることが非常に多かったです。

④北京西駅

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 盧溝橋に行く場合には、北京西駅まで地下鉄で来て、そこからバスで行くのが良いと思います。バスの乗り口が分かりにくいので、ご注意ください。

 それにしても、立派な駅ですね。

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 やはり、日本に比べると緩衝帯が多く、余裕のある街並みだと感じます。