達而録

中国学を志す学生達の備忘録。毎週火曜日更新。

新年のご挨拶

 遅れましたが、明けましておめでとうございます。

 昨年は、コロナの猛威を目の当たりにし、家で読書を楽しめる心を持つことの素晴らしさを改めて実感した一年でした。願わくば多くの方に、(本ブログの「読書案内」のカテゴリーから本を探し、)気軽に古典に触れていただきたいと思います。

 週一回更新というのはなかなか大変なもので、最近は専門的な記事をあまり書けておりません。とあるブログで、「毎週不断に続けている達而録はいったい何者なのかと思うようになってきた」というお褒めの言葉をいただきました。私の場合、長い記事を分断して一か月分にしていたりするので、実は毎週更新というほどの内容ではないのですが、気づいていただいて嬉しいものです。ただ、最近は別の作業で少し忙しいので、しばらくは読書案内型の気楽な放言記事が続くかと思います。

 

 さて、ブログを開設してから二年半ほどの間に、161本の記事を書いていたようです。過去の記事を見返してみると、なかなか面白いものもありますが、内容に誤りがあるものや、文章が読みにくい記事も多いと感じます。また、たいへん恐縮ながら、他の先生方に言及いただく機会が増え、ちょっとしたプレッシャーも感じております。とはいえ、今後も「難しいものを分かりやすく」という基本方針は変えずに執筆していく予定です。

 なお、本ブログにおいては、内容を書き直す場合や追加する場合は、【〇年〇月〇日追記】という形で書き足すようにしています。コメント欄やTwitterなどで情報提供をいただいた場合は、その旨も合わせて記載しています。但し、内容の主旨が変わらない変更(誤字脱字の修正、読みにくい文章の書き直し)は、特に断っていませんのでご留意ください。 

 

 ↓橋本秀美先生の連載、世事と古典に触れながら思索を深めていく、たいへん刺激的な記事になっています。ウェブ雑誌「Mercure des Arts」に載っていて、下から読めます。おすすめです。

mercuredesarts.com