達而録

ある中国古典研究者が忘れたくないことを書くブログ。毎週火曜日更新。

日記(2025.6.25-2025.7.6)

2025.6.25

 先週京都に出張した時、数人の友達の相談に乗った。色んな話ができた。話を聞き過ぎるとパンクしてしまうことを自覚して、ほどよく私自身の話もできるようになってきて、だいぶ自分も楽できるようになってきた。自己開示、本当に大事。私は信頼できる人が相手でも、相当意識しないと自己開示できない傾向があったので、それを思えば随分変わったなと思う。それはいわゆる「男らしさ」のメッキを剥がすことでもあると思う。結局は「自分のためにそうした方がいい」という確信を持てるようになったのが大きい。

 とはいえ重たい相談内容が多くて、久々に後ろ髪引かれる思いで京都から去ることになった。どうしよう。

2025.6.26

 先日、mess/ageのライブで出会った、鶴岡龍という人のパフォーマンスがすごすぎて、帰ってからも聴き続けている。

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 ライブで初めて出会う音楽って、大抵は忘れてしまうんだけど、やっぱり特別光る出会いになるものがある。またこの人のライブでゆっくり体を揺らしたいものだ。

 

 あと、同じようにライブで出会って好きになった「いわしヤング」が、最近新しいEPを出したので、こちらもよく聞いている。↓この歌、歌詞がめっちゃいいと思う。

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2025.6.28

 午前中、町田での非常勤講師を終えた後、藤沢で友達と会って、19時から朝の4時ぐらいまでずっと喋っていた。終電を気にせずに遊べるのが久々すぎて懐かしい気持ちになった。

 その人と、スズメンバって一番京都を思い出す音楽だよね、という話をした。

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2025.6.29

 「西湘クィアプライド」という真鶴でやっているプライドイベントに足を延ばしてきた。朝起きられず、後半のパーティだけ参加。

※インスタアカウント→https://www.instagram.com/seisho_queer_pride/

 普通の自治会館の二階がパーティ会場になってて、弾き語りやクラブDJ、おにぎりや飲料の販売があって、とても楽しかった。素敵な声(Coccoに似てた)のアーティストが「サヨナラcolor」を歌っていて号泣した。

プログレスプライドフラッグ、トランスジェンダーフラッグか掲げられた写真。教室のような場所。

 「どこでも楽しい場所(そして抵抗のための場所)は作れる」ということと、でも同時に「そこでしかできないものがある」という感覚が両立しているような、そういう場所って好きだなって改めて感じた。

 真鶴を散歩していたら、「道草書店」という素敵な書店があった。

書店の入り口。「道草書店」と黒板ボードに書かれている。

 手前の部分が小さな書店、奥側が畳になっていて、楽しそうに交流している人たちがいた。『複数形の未来を脱植民地化する』という本を買った。これから読む。

 東京じゃない場所で何ができるか、ってことを考えた一日だった。

2025.7.1

 公募の書類を作成していた。うーん、なかなか大変だ。この手の作業をもっと一瞬で終えられるようになりたいな。

 参院選の投票券が届いていた。事前の支持率調査を見ると、暗澹たる気持ちになる。それは町を歩くときの体感にも現れていて、今回の選挙演説や選挙カーの言葉では、聴くに耐えない言葉を叫ぶ人が本当に増えたと思う。「いきすぎた外国人優遇」だとか、「犯罪者の外国人をきちんと取り締まる」とか、そういう主張が普通になってきた(そしてもっと直接的な酷い主張も増えてきた)。

 何度も書いているが、もう「選挙に行こう!」という言葉自体が、「選挙に行こう!(そしてこの美しい国「日本」を守ろう!)」という意味でしか受け取られないようになってきたのだと思う。

 念のため書いておくと、犯罪率は、日本国籍者も非日本国籍者もほとんど変わらない。犯罪を犯した人は国籍が何であれ取り締まられるのであって、外国人犯罪者を強調する言説自体がおかしい。外国人が日本で暮らすに当たって優遇されることなどない。同じく税金を払っているし、在留資格の更新も必要だし、働ける職種も制限されるし、選挙権はない。

 このブログを読んでいる人で、選挙権のある人は、参政、自民、公明、維新、国民には入れて欲しくないし、似た主張をする無所属の候補者(結構多い)にも入れて欲しくない。外国人差別だけではなく、同性婚夫婦別姓にも後ろ向きだし、福利厚生の予算も削減する傾向にある。

 いまYoutubeを見ていたら、維新のPRが流れてきて、「医療費4兆円削減」を強調していた。医療費の国家予算を削るということは、その分、人々が病院に行った時に払うお金が増えているということだ。当たり前だが、自分の医療費だけではなく、親や子供のための医療費も増える。その中で、防衛費はとんでもない勢いで上がり続けている。

 困窮世帯が増えれば、景気が悪くなり、税収は減り、「国力」は下がるのだから、いわゆる「右翼」の思想とも噛み合わないのではないか、とは言いたくなる。相手を説得するためのカウンターとしては使えるかもしれない。(ただ、実際にはこの二つは矛盾しない。軍隊に駆り出されるのはいつも貧しい人だ。軍人という職業を、最後の職業保障として機能させることで、人々は当分のお金を確保するためにそこに行かざるを得なくなる。困窮世帯の子供が給料の出る自衛隊学校に行かざるを得ないことを想起してほしい。)

2025.7.6

 日記を書くために、先週の出来事を思い出そうとしていたのだが、どの日何があったのが全然覚えてない。あっという間に日々が過ぎ去っていることを思うと、かなり怖い。

 今日はお家に友達がたくさん来るので、とりあえず楽しもうと思う。

(棋客)