達而録

ある中国古典研究者が忘れたくないことを書くブログ。毎週火曜日更新。

日記(2025.7.10-2025.7.21)

2025.7.10

 出身校で授業をするという機会があった。5人ぐらいしか来ていなかったけど、なんとなく感慨深いものがあった。ようは「教える側」になったという感覚。教える側に回っても学ぶことだらけというのは本当のことで、自分は「教える側」だという自認はあまりない。でも、教室の中で自分が「教える側」という権威に君臨していることは確かで、そのことをちょっとした瞬間に実感する。その権威を善き方向に使いたいと思う。

 教室という場所をどう作るか。その場の権力勾配の上に立つ存在として、何ができるのか。授業の内容だったり、細かな発言、言い回し、雰囲気なんかを通して、とにかく「私はあなたの味方だ」ということが伝えられたらいいな、と心から思う。

2025.7.12

 Texas3000のライブ(@高円寺TKA4)に行ってきた。狭い会場にとんでもなくぎゅーぎゅー詰めで人が溢れていて、みんな踊り狂っていた。

www.youtube.com

 音楽的なことは詳しくないので説明が難しいんだけど……とにかく好きなバンドだ。なんかもう、すごくど真ん中の音作りで、Oasisみたいな王道のエモさがありながらも、よく聴くと全然聞いたことが無い独特のノイズや、「そこか!」という感じの合わせるタイミングが織り込まれている。ライブだと、この独特のタイミングが音源以上にあちこちで現れていて、すごく引き込まれた。

 翌日、新宿で反レイシズムの路上レイヴのイベントをやっていた様子を動画で見たのだが、たまたまTexas3000のバンドメンバーがインタビューを受けていて、差別に反対するという話をしていた。それもすごく良かったし、救われた。

 ちなみにこのインタビューでは、春ねむりさんの言葉がすごく良かったので、ぜひ聞いてほしい。人々の不安に寄り添いながらプロテストするってこういうことだなって思う。→https://www.instagram.com/p/DMKtWBANYJ0/

2025.7.13

 夕方、鶯谷駅そばにできた、新しいコミュニティスペースに行ってきた。→https://www.instagram.com/sawasawahouse/

 パレスチナデモで顔を見たことのある人がちらほらいた。自然発生的に初対面の人同士でもコミュニケーションが発生していて、とてもよかった。東京でも、まだまだこういうことできるんだな。

 夜は高校の同級生と久々に会った。年に一回ぐらいしか会わないが、不思議と空気感が合う人たち。自分の思うことを言っても、それなりに受け止めてくれる。私は参加しなかった大規模な同窓会で、女性がモノ扱いされてたという話を聞いた。酷いね、と語り合った。

2025.7.17

 先週の記事が、はてブロのトップページでピックアップされていた。何回か経験あるのだけど、ここまで「政治的」な内容で取り上げられたのは初めてだ。こういう書き方なら取り上げてもらいうるのか、と発見になった。こういう誤配の方法もありそうだ。

2025.7.21

 選挙結果を見て絶望する。まあ、いつものことなんだけど、でもどんどんひどくなってるよね。今回の選挙について思ったことは色々あるので、また改めて文章にまとめたい。

 一つ確かなこととして言いたいのは、「この選挙がどういう位置づけになるか」という文脈は、これからいくらでも書き換えられるということだ。のちのち、これが徴兵制への歴史的転換点だったと言われるのかもしれないし、むしろ反レイシズム運動の勃興の起点とみなされるのかもしれない。分岐は無数にある。ここが鍔際だ。踏ん張るしかない。

(棋客)