2026年になりました。新年になったからと言って何が変わるわけでもないのですが、一区切りということで更新しておきます。
去年は色々と環境が変わった年で、あちこちで授業をする機会が増えました。授業については、質はともかく、真面目に取り組めたので良しとします。最近「山の学校」の授業で得た知見をブログで更新していますが、もちろん他の授業で学んだこともたくさんあります。何かの形でまとめてみたいところです。
世情を見ると、差別や排外主義がますます加速していて、戦争前夜だという危機感を覚えます*1。改憲なしにいきなり戦争が始まってもおかしくないと思います。自分なりにできることをやっていくしかありません。
さて、7周年の時に記事にするのを忘れていましたが、このブログは8年目に突入しています。今後も淡々と週一回の更新を続けていく予定ですので、気が向いた時に読んでいただけたら嬉しいです。
また、今年の3月頃、ひとつ嬉しいお知らせをできると思いますので、そちらも楽しみにお待ちください。
以下、最近見たコンテンツを並べておきます。どれもとびきりおすすめですので、年末年始に時間のある方はぜひお楽しみください。
◆『イベリン 彼が生きた証』
傑作! ドキュメンタリーの映像作品です。筋ジストロフィーで若くして亡くなった方が築いていた、バーチャル空間でのゲーマーのコミュニティに迫るものです。とても丁寧に作ってあって、本当に素晴らしい作品でした。バーチャル空間に確かにある「生」の息遣いを、こんなに上手く描けるのか、という衝撃がありました。ネトフリで観れます。
◆1981年生まれのノンバイナリーの話
泣きながら読みました。1981年生まれの作者が、自分の体験をもとに作品にしたものです。作者の苦闘の跡がダイレクトに伝わる作品でした。教育的・啓蒙的なノリにはならず、分かりにくいこと、分からなくていいことはそのままに、しかし物語の筋はしっかり追いやすく書かれていて、一気読みしてしまいました。
最後の最後、「ノンバイナリーを「普通」の枠に入れて欲しい」ではなくて、そういう枠自体を壊そう、という方向で描いて欲しいとは思いました。他の作品でも、貧困・ヤングケアラー・疾患といったさまざまな抑圧と性規範の重なり合いを繊細かつ丁寧に描いているこの作者の方であれば、きっと実感を持ってそう言い切ることができるのではないか、と思います。
他にも、生物学的~~といった表現など、少し気になるところはありました。このあたりがより良いものになって、いつか書籍化されたらいいなあ、と思います。
◆『羅小黒戦記』映画1・2
中国産アニメの映画版。Webのショートアニメから始まり、徐々に人気を経てビッグコンテンツになったという経緯があります。ドラゴンボールやジブリの雰囲気も感じさせつつ、しかし全く新しく、かつ非常に高品質の作画が貫かれています。鮮やかすぎて話がよく分からないまま終わってしまったので、また復習したいです。
◆KASHIKOI ULYSSES「(distance) sings/きょりはうたう」
このブログでも何回か書いてきた、大ファンのバンドの新アルバムがリリースされました。CDもあるし、配信もあります。→KASHIKOI ULYSSES ニューアルバム『(distance) sings / きょりはうたう』11月26日発売|ジャパニーズポップス
ユリシーズの音楽は、すべての人の孤独に寄り添う優しさと、冷笑への静かな怒りを湛えたリリックと、どことなくカセットテープの懐かしさがある音が魅力だと思います。
◆t.v.not.january「もの」
やわらかくてとても素敵な音楽。京都にいた頃に何度か聴いた、スズメンバのライブを思い出しました。
(棋客)
*1:今現在も日本政府は戦争に加担しているので「前夜」というのはあまりいい表現ではありませんが、分かりやすさを重視してこう書いておきます