一か月ほどブログをお休みしている間に、色々と動きがありましたので、共有しておきます。吉田寮のことについては、これまで本ブログでもたびたび言及してきました→吉田寮 カテゴリーの記事一覧 - 達而録
以下、資料を列挙する形式で書いていきます。
- 2019年5月5日:吉田寮現棟の明け渡し訴訟に対する声明文 | 京大吉田寮公式サイト
そもそも「吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟」とは、京都大学が吉田寮生に向けて起こした立ち退き訴訟です。当時の寮自治会の声明文がこちら。 - 吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟 第一審・判決を受けて | 京大吉田寮公式サイト
先日、五年間かかった第一審が終結し、寮自治会側の主張が大きく認められました。その判決を受けての声明文がこちら。 - 吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟における原告・京都大学側の控訴に対する抗議声明 | 京大吉田寮公式サイト
大学側はこの判決を不服とし、控訴しました。これに対する寮自治会の声明文がこちら。
朝日新聞の社説にも載っています。
また、毎日新聞の連続記事は、寮生への丁寧な取材に基づいていて、寮の暮らしがよく伝わるものになっています。
- 「真面目一辺倒」イメージ覆す吉田寮 京大の法的措置に抗議の声 | 毎日新聞
- 吉田寮には人間育む「文化」、代替できぬ 京大側は立ち退き要求 | 毎日新聞
- 築111年の京大・吉田寮 「家」存続求める寮生の思い | 毎日新聞
- 吉田寮の存続は、教育の機会均等を守ること 「関係ない」に抗う | 毎日新聞
- 茶室は人づくりの証し 京大吉田寮は「かけがえのない市民の資産」 | 毎日新聞
- マイノリティーの「痛み」認めてくれた吉田寮 京大に問う存在意義 | 毎日新聞
また、最近、受験生向けの吉田寮紹介パンフレットが作られました。読み応えのある記事が多いので、ぜひ読んでみて下さい。
寮自治会側の頑張りによって、大学側に訴訟を取り下げ、話し合いを再開する絶好の機会が与えられたわけですが、京大執行部はこれもみすみす踏み倒してしまいました。京大の教職員の中には、私がお世話になった人もたくさんいるのですが、悲しい思い出に塗り替えられつつあります。今からでも遅くはないですので、一緒に動いてほしいです。
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さて、少し休んでいるうちに今月分の記事を書けたので、来週・再来週は更新できます。その後は分かりません。
(棋客)