達而録

ある中国古典研究者が忘れたくないことを書くブログ。毎週火曜日更新。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(3)

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(竹村和子訳、青土社、2018、新装版)の読書メモの続きです。今回は、第三章・第四節「身体への書き込み、パフォーマティヴな攪乱」から抜き出します。以下、引用部はp…

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(2)

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(竹村和子訳、青土社、2018、新装版)の読書メモの続きです。 今回は、政治行動のための連帯についてバトラーが論じているところを見ていきます。以下、p.42~44を引用…

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(1)

ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(竹村和子訳、青土社、2018、新装版)を改めて読みました。数回に亘って、メモ書きを残しておこうと思います。 今回は、議論の入り口ということで、本書で特に主眼に置…

『クィア・スタディーズをひらく』第五章「教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義」

先週は少々体調を崩しており、ブログ更新をお休みしました。 今回は、菊地夏野・堀江有里・飯野由里子編著『クィア・スタディーズをひらく』(晃洋書房、2019)、第五章「教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義」(渡辺大輔)の第二節(p.142-147)の…