達而録

中国学を志す学生達の備忘録。毎週火曜日更新。

論語

小倉芳彦『古代中国を読む』

前回、小倉芳彦『古代中国を読む』(岩波新書、1974)・(論創社、2003)を話題に出すに当たって、数年ぶりに読み返してみました。やはり、何度読んでも面白いものです。 折角ですので、少し引用しながら紹介してみます。 前回、この本は「小倉氏の研究者と…

おすすめ動画:梁文道「一千零一夜」

本日は一休みして、個人的におすすめの動画をご紹介します。 それは、梁文道氏の「一千零一夜」シリーズです。Youtubeに、优酷の公式アカウントによってアップロードされています。 梁文道氏は香港出身の文人で、非常に幅広い知識を持ち、過去に数多くの論稿…

大形徹「王弼の『論語釈疑』」―論文読書会vol.11

※論文読書会については「我々の活動について」を参照。 ※本論文はオンライン上で公開されています。 大形徹「王弼の『論語釈疑』:『老子』の思想で解釈した『論語』」(大阪府立大学人文学会『人文学論集』1986, 4, p.1-15) 【要約】 本論文は、魏の王弼に…

広島大学の動画「中国思想文化学入門」を見て自分で勉強をしてみたくなった人のための参考書

lHiCE003: 中国思想文化学入門 Twitterで上記の動画(HiCE003: 中国思想文化学入門、広島大学が公式に公開している有馬卓也先生の講義)を紹介したところ、予想外に多くの反響がありました。この動画は、先秦から漢代にかけての「天」と「命」に焦点を当てな…

影山輝國「皇侃と科段説―『論語義疏』を中心に―」―論文読書会vol.9

※論文読書会については、「我々の活動について」を参照。 影山輝國「皇侃と科段説―『論語義疏』を中心に―」(『斯文』122, 2013, p.1~14) 【先行研究】 ・喬秀岩『義疏学衰亡史論』(白峰社、2001) 南北朝から隋唐にかけての義疏学(特に皇侃から劉炫・劉…

勝手気ままな「訳書」紹介―『論語』

日原利国氏が「碩学といわれるほどの大先生は、みな『論語』の訳注をされる、と聞かされ」*1たと述べる通り、『論語』の訳本は非常に多く存在します。一般向け・専門向けも入り混じっており、どうまとめるのが良いのか悩みどころ。全てを時代順に並べても、…