最近、「漫长的季节」という中国ドラマを観ています。
回想シーンと現在の時間軸を行き来しながら、サスペンスっぽい仕立ての群像劇という内容です。スリリングな展開と伏線の散りばめ方が面白く、いま5話あたりまで見ました。
4~5話あたりに出てくる中国語をいくつかメモしながら見たので、少しピックアップして載せておきます。ネットでざっと検索して出てきたことを書いているので、間違いがあったら教えてください。
- 别给自个脸上贴金了
「脸上贴金」は自分を飾り立ててよく見せること。 - 兴许它就能看明白了
「兴许」は「也许」「或许」の意。北方でよく使うらしい。 - 那我召之即来啊
「召之即来」は呼べばすぐ来ること、つまり言いつけに唯々諾々と従うこと。「召之即来,挥之即去」とも。 - 你这话是忽悠人
「忽悠」でほらを吹く、人を騙す。これも北方の方言らしい。 - 你也破不了案
「破案」で事件を解決する。このドラマは色々と事件が起こすサスペンスものですので、何度も出てきます。 - 多喝点儿提提神
「提神」で眠気を覚ます、元気を出す。 - 趁热吃
熱いうちに食べよ。「趁○○」はよく出てきますね。 - 没时没晌的
決まった時間がない。北方の方言らしい。 - 这大费周章
手間がかかって困難であること。 - 也干到了翘楚的地位
「翘楚」で傑出した人の意味。 - 舍我其谁的境界
「舍我其谁」で我こそがふさわしいと思うこと。 - 别自作聪明
「自作聪明」で自分を賢いとひけらかすこと。 - 别逞能
「逞能」で自分の力を自慢すること。 - 往事不堪回首
「不堪回首」で過去のことをとても振り返る気にならないこと。 - 咱哥几个再续前缘
「再续前缘」で再び縁を結び直すこと。 - 立竿见影
すぐに効果が現れること。 - 钓鱼执法呀
おとり捜査のこと。 - 该翻篇了
「翻篇」は、ページをめくることから転じて、過去のことをなかったこととして水に流すこと。 - 老说漏嘴
「说漏嘴」でうっかり口が滑ること。 - 此时无声胜有声
無言がかえって人を感動させること。 - 我是根红苗正
文革期よく使われた言葉で、(貧農・工場労働者出身など)党員として由緒正しい家柄であることをいう。
黒龍江省の「桦林」という街が舞台ですので、出てくる言葉を調べると东北话ということもよくあります。特に「整」があらゆる場面で使われていて面白いです。調べてみるとこんな記事がありました。
(棋客)