2026-01-01から1年間の記事一覧
久しぶりにお笑いの話です。最近重い話題が続いていたので、今回は軽めに、見て面白かった動画をだらっと紹介します。どれも短めの動画なので、ちょっと一息つきたい人は見てみてください。 ①TCクラクション youtu.be TCクラクションのネタ動画にはまりまし…
ここ数年、私は、博士課程を終えて、大学での非常勤講師や、カルチャースクール的な場所での講師として働いています。 私の通っていた大学では、自分の専門分野の知識や研究法について研鑽を積むことが主で、講義や授業のやり方を教わることはありませんでし…
最近、狩野雄先生の『香りの詩学―三国西晋詩の芳香表現』(知泉書館、2021)を読み返していました。専門書なのですが、ところどころで、いわゆる「普通の専門書」からははみ出すような文献や表現と出会い、読み返すたびに新しい発見がある本です。 そんな本…
先日、「国家情報会議設置法案」が可決された。その問題点は数えきれないほどあるのだが、一番の問題は「この組織がやることに対するチェック機関、監査システム、情報公開のプロセスなどが一切規定されていない」というところにある。極端に言えば、首相の…
高橋和巳できちんと読んだのが『邪宗門』と『わが解体』だけというのが気がかりだったので、図書館で『高橋和巳全集』を色々と読んできた。全20巻あるので、もちろん全部読んだわけではなく、パラパラと眺めただけだ。 高橋和巳は、小説家として活躍するかた…
眞鍋せいらさんの『人魚と林檎』(港の人、2026)を読んだ。今回はその感想を書いていく。 www.minatonohito.jp 「歌集」というものを、「次のページをめくる手が止まらない」という感覚で読み進められたのは、これが初めての体験だった。ぜひこの歌集の感想…
「山の学校」の漢文講読クラスで読んだ、印象に残る部分を書いていきます。引き続き、朱熹『大学或問』の一節から、二つの話題を取り上げます。なお、『大学或問』についての説明も、前の記事に書いているのでそちらをご参照ください。 天下のことは「士」に…
今年の初め、とある大学の「東洋史」の講義の非常勤講師の公募に出していたのですが、面接で落ちてしまいました。そのこと自体は私の力不足でしかなく、ただただ仕方のないことなのですが、準備したシラバスと初回の授業レジュメの出しどころがなくなってし…
私が参加している早稲田ウィキペディアンサークルより、同人誌が発売されました。私も一章寄稿しております。 wasedawikipedian.booth.pm 目次 Ⅰ ウィキペディアという場・ウィキペディアは解放の夢を見るか(Gynaecocracy)・ウィキペディアは辞書批評の手…
人文系の分野の学会発表は、ざっくり言って「紙媒体のレジュメ」をベースにする形式か、「スライドショー」をベースにする形式か、に分けられると思います。また、両者のいいところを掛け合わせて、「発表はスライドショーで進めつつ、詳しい資料としてレジ…
先日お知らせした通り、本ブログの筆者の著書である『鄭玄から五経正義へ:中国古典解釈学への誘い』(法藏館、2026)が刊行されました。しばらくこのブログでは、販促も兼ねて、この本に関することを色々書き記していきます。本書を読む人だけではなく、博…
先日お知らせした通り、本ブログの筆者の著書である『鄭玄から五経正義へ:中国古典解釈学への誘い』(法藏館、2026)が刊行されました。ここ最近のこのブログでは、販促も兼ねて、この本に関することを色々書き記しています。本書を読む人だけではなく、博…
先日お知らせした通り、本ブログの筆者の著書である『鄭玄から五経正義へ:中国古典解釈学への誘い』(法藏館、2026)が刊行されました。しばらくこのブログでは、販促も兼ねて、この本に関することを色々書き記していきます。本書を読む人だけではなく、博…
先日お知らせした通り、本ブログ筆者の著書である『鄭玄から五経正義へ:中国古典解釈学への誘い』(法藏館、2026)が刊行されました。しばらくの間、このブログでは、販促も兼ねて、この本の執筆に当たって考えたことを書いていきます。本書を手に取りなが…
本ブログの筆者の初めての単著である、『鄭玄から五経正義へ―中国古典解釈学への誘い』(法藏館、2026)がまもなく出版されます。下記サイトから予約が可能です。 pub.hozokan.co.jp 経学の第一人者の鄭玄を中心に、中国古典の解釈の歴史を貫くロジックを探…
「山の学校」の『論語集注』を読むクラスの授業内容から。先週に続いて、辞書の話題です。 『論語』里仁 子曰:「我未見好仁者,惡不仁者。好仁者,無以尚之;惡不仁者,其為仁矣,不使不仁者加乎其身。有能一日用其力於仁矣乎?我未見力不足者。蓋有之矣,…
昨年、自分の専門分野である「漢文」に向き合う時間が減っているので、それを何とかしたい、という話をブログに書きました(漢文読まなきゃ…… - 達而録、今後の計画メモ - 達而録など)。 この後は、授業準備で漢文を読みつつ、少し新しい漢文も読んでみまし…
「山の学校」での授業の内容から、朱子の『論語集注』の一節を読んでみます。今回取り上げるのは『論語』里仁篇の以下の箇所です。 子曰:「參乎!吾道一以貫之。」曾子曰:「唯。」子出。門人問曰:「何謂也?」曾子曰:「夫子之道,忠恕而已矣。」 孔子が…
「山の学校」の漢文を読む授業から、今回は『世説新語』雅量篇の逸話を取り上げます。 劉慶孫在太傅府,于時人士,多為所構。唯庾子嵩縱心事外,無跡可閒。後以其性儉家富,說太傅令換千萬,冀其有吝,於此可乘。太傅於眾坐中問庾,庾時頹然已醉,幘墜几上,…
来月の中頃、六朝学術学会の第48回例会にて、発表させていただきます。 liuchaogakkai.wixsite.com 名古屋大学での開催です。オンラインもあり、非会員でも無料で聴講可能です(要事前申し込み)。専門的な内容になりますが、近刊予定の拙著についてもお話さ…
◆将棋とわたし 私の将棋に対する感情はかなり複雑だ。 私が将棋を始めたのは小学校の頃。親から習い、小学校の将棋クラブでよく遊んでいた。中学校からは部活に所属し、高校の時には団体戦で全国大会に出たこともある。ただ、当時は将棋の団体戦を組める学校…
この記事は、「憲法九条は日本を守っている」という理屈が綺麗事に聞こえるという人や、「国防のためには、戦争できると相手国を脅すことが必要」と考える人、また「そもそも憲法九条ってなんだっけ?」という人に向けて書いたものです。 または、そういう人…
「山の学校」の漢文講読クラスで読んだ、印象に残る部分について書いていきます。今回は朱熹『大学或問』の一節を取り上げます。 『大学或問』とは、四書の一つである『大学』について、朱熹が仮想問答の形式を取って説明する本です。『大学』は朱子学のなか…
引き続き、秦鼎『世説箋本』を「山の学校」の授業で読んで印象に残っている箇所をメモしておきます。今回は、具体的な問題点というより、なんとなく感じたことを書き残しておくだけです。 『世説新語』言語篇を読んでいるとき、以下の難解な劉孝標注に出会い…
最近の出来事。日記。トピック別。 ◆『いやはや熱海くん』 先日遊びに来た友達が、『いやはや熱海くん』という漫画が大好きで、貸してくれたので、あらためて読み直した。 熱海くんは学年イチの美形で、惚れっぽくて、男の人が好き。 「僕の顔が良いばっかり…
引き続き、秦鼎『世説箋本』を「山の学校」の授業で読んで印象に残っている箇所をメモしておきます。今回は、『世説新語』方正篇より、王済(王武子)が司馬炎(武帝)を鋭く諫めた話。 『世説新語』方正篇 武帝語和嶠曰:「我欲先痛罵王武子,然後爵之。」…
引き続き、秦鼎『世説箋本』を「山の学校」の授業で読んで印象に残っている箇所をメモしておきます。前回の『世説新語』文学篇の鄭玄が師匠の馬融に追われた話の続きです。 (1)鄭玄在馬融門下,三年不得相見,高足弟子傳授而已。嘗算渾天不合,諸弟子莫能…
先日、帰省のついでに寄り道して、長崎を訪れました。「長崎人権平和資料館」という場所に行くのが目的です。 www.nagasakijinkenheiwa.com 資料館は、長崎駅前から歩いて五分ほどです。二十六聖人殉教地(西坂公園)のある急坂を登っていくと、すぐに資料館…
もう一か月ほど前の話になりますが、2025年12月19日に東京外国語大学で開催されたウィキペディアのエディタソンに参加してきました。エディタソンとは、ウィキペディアの編集者が(対面またはオンラインで)一堂に会して、一緒にウィキペディアの編集を行っ…
博士課程の学生が公的な支援を受けることのできる数少ない制度として、通称「学振」と呼ばれるものがあります。「DC1」なら三年間、「DC2」なら二年間、学術振興会から給与を得られるという仕組みで、現状学振は「研究者養成の命綱の一つ」と言っても過言で…